親知らずについて|Sora Dental Clinic|神戸市垂水区の歯医者

〒655-0008 兵庫県神戸市垂水区小束台868-1129

ブログ BLOG

親知らずについて

こんにちは! Sora Dental Clinicです。

最近、ますます暑くなってきましたね☀️

皆様熱中症には気をつけて楽しい夏をお過ごしください(^ ^)

 

本日、お話しさせていただきたいのは「親知らず」についてです。

 

「親知らずって聞いたことあるけどよく分からない」

「親知らずは生える人もいれば生えない人もいる?」

「真っ直ぐ生えてきたから置いておこうかな」

「そもそも生えたとして問題はあるの?」

…と様々な思いがあると思います。

今回は、そういった内容についてお話ししていきますね。


 

  • そもそも親知らずとは?

通常永久歯は28本ですが、20歳前後に新たに奥歯(前から8番目の位置)に最大で4本生えてきます。これを親知らずと言いまた、親知らずは智歯(ちし)とも呼ばれます。

 

4本全て生える人もいれば、1本しか生えていない人もいます。また生えない人もいます。生えてくる年齢は20歳前後に多いですが、中には30〜50代で生えてくる方もいますので個人差があります。

実際に久しぶりに歯科医院に来院してお口全体のレントゲン写真(パノラマ)を撮影した際に、親知らずが生えていることが判明することがあります。

もし、生えているか気になるかたは気軽に当院にご連絡ください。

 

  • 親知らずの生え方

埋没(歯茎の中に埋まっている)や歯の頭だけ出ている、斜めに生える…と様々な生え方をします。また、真っ直ぐに生えてくる人もいます。

  • 親知らずが生えていることの問題点

奥歯に生えてくるので、歯ブラシが届かず磨き残しが多くなります。磨き残しがあることで親知らず自体が虫歯になり、歯周病になるリスクが高くなります。

また手前の歯にも磨き残しがあることで同じようなリスクが高くなってしまいます。

 

例えば下の奥歯に親知らずが真っ直ぐ生えてきても、上の歯と噛み合わせが噛み合っていなく、磨き残しがあることが多いです。

真っ直ぐに生えても一番奥の歯なのでどうしても磨き残しが多くなります。

当院は以上の点から、親知らずの抜歯(歯を抜くこと)を推奨しています。

 

  • 抜歯することのリスク


腫れや痛みは個人差はありますがほぼ100%出てきます。また*ドライソケット等になる可能性もあります。

 

ドライソケット…抜歯後は血でかさぶたになることで治癒していきます。ただ抜歯後にうがいのしすぎ、歯ブラシで触ってしまいかさぶたが取れてしまうことで骨が剥き出しになることがあります。そのようなことになれば強い痛みが出てきます。

通常は1週間から10日程度痛みが続き、1ヶ月程度で治っていきます。

抜歯した後はうがいのしすぎや、歯ブラシで患部を触らないようにしましょう。

 

  • 抜歯することのメリット

抜歯することで歯ブラシが奥の歯まで届くため清掃性は上がり、虫歯や歯周病になるリスクを減らすことができます。

また、年を重ねることで免疫力はどうしても低下し抜歯後に腫れるリスクが高くなります。女性のかたは妊娠時にホルモンバランスが崩れ炎症を起こしやすくなります。妊娠中は抜歯することができないので妊娠前に抜歯することを推奨しています。

 

  • 当院の親知らず抜歯の流れ

当院で抜歯ができる場合とできない場合があります。

できる場合は必要に応じて歯科用の3次元的に取ることができるCT撮影(費用は3割負担で3250円)をして、抜歯の流れになります。

もし当院で抜歯できなければ、当院と連携している西神中央に位置する「西神戸医療センター」に紹介状を作成し抜歯の流れになります。

口腔外科がある大きい病院でしたら、他の病院に紹介状を作成しそこで抜歯することができます。

 

長々となりましたが以上が親知らずのお話になります。

もし、分からないことや質問がありましたらお気軽に当院にお尋ねください(^ ^)




Sora Dental Clinic 院長 喜島 毅哲