知覚過敏について|Sora Dental Clinic|神戸市垂水区の歯医者

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知覚過敏について

【知覚過敏について】

こんにちは!Sora Dental Clinicです🌥

もうすぐ、2023年が終わってしまいます(><)

皆様、やり残したことないですか?

1年って本当にあっという間に終わりますよね、、、

残り短いですが、悔いのない1年にならないように頑張りましょう(^ ^)

 

さて、今回お話ししたいのは「知覚過敏」についてです。

よく聞く言葉なのでご存知の方も多いと思います。

冷たいものを食べると沁みてしまう現象が起きます。

ではなぜそのようなことが起きるのか?

ひとつずつお話しして行きますね✨

 

  • まず知覚過敏とは?

虫歯や炎症がないのに、歯に冷たい飲み物や食べ物、甘いもの、風が当たった時や歯ブラシした際に染みる症状のことです。

 

なぜ、そのような症状が出てくるかというと…

そもそも、歯の構造は上の図の様になっています。

 

歯の全体はエナメル質に覆われています。その次に象牙質(ぞうげしつ)があり、一番奥には歯髄(しずい)があります。

上の図で説明すると白色の部分がエナメル質、黄色の部分が象牙質、赤色の部分が歯髄になります。

 

象牙質は、冷たいものや熱いものに触れると刺激が伝わり痛みを伴います。

本来、象牙質はエナメル質に覆われているため、刺激は伝達されにくいですが何かしらの原因で象牙質が出てきてしまうと痛みを感じやすくなります。

 

  • なぜ象牙質が出てくるのか?

象牙質が出てきてしまう原因は数多くあります。

・歯肉(歯茎)の退縮

・歯が折れる

・食いしばり等で歯がすり減る

・虫歯治療

・ホワイトニング

・強いブラッシング圧

・歯周病の進行

・酸蝕症(酸によって歯が溶けること)

 

上記のような様々な原因で象牙質が出てきてしまい染みてしまいます。

 

  • 治療法は?

・正しい歯磨きを心がける

・知覚過敏用の歯磨き粉を使用(硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、フッ化物配合のもの)

・酸蝕症を防ぐためにダラダラ食べをしない

・歯周病があれば治療を進める

・食いしばりや歯ぎしりがあれば夜用のマウスピース(ナイトガード)を使用

・フッ素塗布行い再石灰化を促進する

→普段、口腔内は「中性」に保たれています。

虫歯菌には「ミュータンス菌」や「ラクトバチラス菌」があります。

これらは酸を含む食べ物を摂取した際、酸を吐き出すため 口腔内は「酸性」に傾きます。その際に歯が溶けて行きます。この現象を「脱灰」と言います。脱灰は、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出してしまいます。

また、溶けだしたものを修復していく現象を「再石灰化」と言います。再石灰化は、脱灰で溶けてしまったカルシウムやリン酸が唾液により歯に取り込まれます。私たちの歯は脱灰と再石灰化を日々繰り返しています。

 

知覚過敏になってしまうと、治癒するのが難しく冷たいものやアイスを思いっきり噛めないので歯磨きの仕方を意識し、食いしばりや歯ぎしりがある方はナイトガードを使用するなどして気をつけて行きましょう!

 

長々となりましたが以上が知覚過敏のお話になります。

もし、分からないことや質問がありましたらお気軽に当院にお尋ねください(^ ^)

Sora Dental Clinic 院長 喜島 毅哲