こんにちは!Sora Dental Clinicです!
お子さんの歯並びについて心配されていませんか?特に「受け口(反対咬合)」は、放置すると成長とともに悪化する可能性があります。本記事では、受け口の原因、治療方法、予防策について詳しく解説します。
【目次】
1.受け口とは?どのような症状?
2.受け口になってしまう原因
3.子供の受け口を放置するとどうなる?
4.受け口の予防方法
5.受け口の改善方法・治し方
6.受け口の治療は5歳までがベスト?
7.受け口の矯正治療例(症例紹介)
8.まとめ
1. 受け口とは?どのような症状?
受け口(反対咬合)とは、下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせのことです。一般的な症状として、次のようなものがあります。
・噛み合わせが悪く、食事がしづらい
・発音に影響が出る(サ行・タ行の発音がしにくい)
・顔立ちに影響し、しゃくれ気味になる
2. 受け口になってしまう原因
受け口の原因は、大きく分けて「先天的要因」と「後天的要因」があります。
① 先天的要因(遺伝)
両親のどちらかが受け口の場合、お子さんも受け口になりやすい傾向があります。
② 後天的要因(生活習慣)
・指しゃぶり、舌癖(舌で歯を押す癖)
・頬杖をつく習慣
・柔らかい食事が多く、咀嚼回数が少ない
3. 子供の受け口を放置するとどうなる?
受け口をそのままにしておくと、以下のようなリスクがあります。
・噛み合わせが悪化し、顎関節症のリスクが高まる
・顔の骨格が変化し、しゃくれ顔になりやすい
・発音が悪くなるため、コミュニケーションに支障が出る
4. 子供の受け口の予防方法
受け口にならないためには、次のような予防策が有効です。
・口周りの筋肉を鍛える
・舌の正しい使い方を覚える(舌を上顎につけるトレーニング)
・口呼吸を改善する(鼻呼吸を意識する)
5. 子供の受け口の改善方法・治し方
子供の受け口の治療法はいくつかあります。
① 予防矯正(プレオルソ)
マウスピース型の矯正装置で、歯並びを整える
3〜6歳ごろから使用可能
② 床矯正(ポーター)
顎の成長を促し、スペースを確保する装置
6〜10歳ごろに開始することが多い
③ インビザライン・ファースト
透明なマウスピース型矯正装置
痛みが少なく、見た目を気にせずに矯正可能
④ フェイスマスク
骨格的な問題がある場合に使用
上顎を前方に引き出し、正しい成長を促す
6. 受け口の治療は5歳までがベスト?
矯正治療は、5〜7歳までに開始するのが理想です。
早期に治療を開始することで、顎の成長を利用し、外科手術を避けることができる可能性が高まります。
7. 受け口の矯正治療例(症例紹介)
① 8歳男児・治療期間6ヶ月
治療前: 受け口の状態が顕著
治療後: プレオルソを使用し、正常な噛み合わせに
② 10歳女児・治療期間6年
治療前: 下顎の成長が早く、受け口が進行
治療後: インビザラインとフェイスマスクを併用し、正しい咬合を確立
【まとめ】
本記事では、子供の受け口の原因・治療方法・予防策について詳しく解説しました。
受け口は早期発見・早期治療が重要です。
お子さんの歯並びについて何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 喜島 毅哲