こんにちは!Sora Dental Clinicです!
お子さまの歯並びが気になる保護者の方は多いのではないでしょうか?
小児矯正はいつ始めるべきか、どれくらいの期間がかかるのかといった疑問をお持ちの方に向けて、詳しく解説します。
小児矯正の開始時期
乳歯歯列期(3〜5歳頃)※個人差があります。
この時期は、基本的には矯正治療は行いません。ただし、受け口(反対咬合)や顎の成長に異常が見られる場合は、早期治療が推奨されます。特に、顎の骨格に問題がある場合、3~4歳から治療を始めるケースもあります。治療法としては、ムーシールドなどの装置を使用し、顎の発育をサポートする方法が一般的です。
混合歯列期(5〜12歳頃)※個人差があります。
乳歯と永久歯が混在している時期で、多くの矯正治療が開始されます。顎の成長を利用して歯並びを整える「第一期治療」が行われます。適切なタイミングで治療を始めることで、将来的に抜歯のリスクを軽減し、スムーズな矯正治療につなげることができます。
永久歯列期(12歳以降)※個人差があります。
すべての歯が永久歯に生え変わった後、必要に応じて「第二期治療」が行われます。歯の位置を細かく調整し、噛み合わせを整える治療が中心です。この段階では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザライン)などの方法が用いられます。
小児矯正の第一期・第二期の治療期間
第一期治療(およそ6〜12歳)
- 目的:顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく生えるスペースを確保する
- 治療内容:床矯正、拡大装置、筋機能療法(MFT)など
- 期間:1年半~3年程度
- 特徴:顎の成長を利用するため、負担が少なく自然な歯並びの形成が可能
第二期治療(およそ12歳以降)
- 目的:永久歯を適切な位置に整え、噛み合わせを調整する
- 治療内容:ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン)など
- 期間:1年半〜3年程度
- 特徴:成人矯正とほぼ同じ方法で、細かい歯の位置を調整
小児矯正のメリットとデメリット
メリット
- 永久歯を抜かずに矯正できる可能性が高い
- 口呼吸や発音が改善されやすい
- 虫歯や歯周病の予防につながる
- 顎の成長を活かした治療が可能
- 2期治療の負担を軽減できる
デメリット
- 一時的に見た目が悪くなる可能性がある
- 子どもの協力が必要(装置の装着や定期通院)
- 治療期間が長くなることがある
- 矯正装置の管理や口腔ケアが重要になる
小児矯正を予定通りに終わらせるためのポイント
- 矯正器具を正しく装着する
- 矯正装置は決められた時間装着しないと、期待する効果が得られません。
- 口腔ケアを徹底する
- 矯正中は虫歯になりやすいため、歯磨きを丁寧に行うことが重要です。
- 定期的に歯科医院でチェックを受ける
- 治療の進行状況を確認し、必要に応じて調整を行います。
- 保定装置(リテーナー)を適切に装着する
- 矯正が終わった後の後戻りを防ぐため、保定装置を使用することが大切です。
まとめ
小児矯正は、適切な時期に開始することで、将来的な歯並びのトラブルを防ぎ、健康な口腔環境を整えることができます。
お子さまの歯並びに関するご相談は、Sora Dental Clinicまでお気軽にご相談ください!
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点やお悩みがございましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 喜島 毅哲