小児矯正に欠かせないMFT(口腔筋機能療法)とは?|Sora Dental Clinic|神戸市垂水区の歯医者

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小児矯正に欠かせないMFT(口腔筋機能療法)とは?

こんにちは!Sora Dental Clinicです!

「子どもの歯並びが気になる」「矯正治療をしたのに歯が元に戻りそう…」こんな悩みはありませんか?

歯並びの乱れの原因には、舌の位置や口の使い方が大きく関係しています。そこで重要なのが、**MFT(口腔筋機能療法)**です!

本記事では、MFTの目的や具体的なトレーニング方法について詳しく解説します。お子さんの矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!


 小児矯正に欠かせないMFT(口腔筋機能療法)とは?

MFT(Oral Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)とは、口の周りの筋肉を鍛え、正しい歯並びを維持するためのトレーニングです。

MFTが必要な理由

✅ 口呼吸(口が開いている癖がある)
✅ 舌が低い位置にある(低位舌)
✅ 飲み込むときに舌を前に押し出す(異常嚥下癖)
✅ 指しゃぶりや唇を噛む癖がある

これらの習慣があると、歯並びや咬み合わせが悪くなるリスクが高まります。MFTを取り入れることで、矯正治療の効果を高めることができます。


MFTの目的

MFTは、単なる矯正補助ではなく、お口全体の機能を向上させることを目的としています。

MFTの主な効果

🔹 正しい歯並び・咬み合わせの形成
🔹 口呼吸を改善し、鼻呼吸を習慣化
🔹 矯正治療後の後戻りを防ぐ
🔹 発音や嚥下(飲み込み)の改善

特に、小児矯正ではMFTを併用することで、よりスムーズな治療が可能になります。


MFTの実際のトレーニング方法をご紹介

MFTでは、舌や唇の筋力を強化し、正しい動きを身につけるためのトレーニングを行います。

① スポットポジション(正しい舌の位置を覚える)

✅ 舌先を「スポット」と呼ばれる上顎の前歯の裏側に軽く当てる
✅ その状態を意識してキープする

② スラープスワロー(正しい飲み込み方を覚える)

✅ 口の中に少量の水を含む
✅ 舌を上顎につけたまま、ゆっくり飲み込む

③ ポスチャー(姿勢の改善)

✅ 背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識する
✅ 頭を前に出さずにリラックスする

④ ボタンプル(舌の筋力を鍛える)

✅ 糸のついたボタンを唇で軽く挟む
✅ 舌でボタンを押しながら引っ張る

これらのトレーニングを続けることで、口腔筋のバランスが整い、歯並びや咬み合わせが改善されます。


 まとめ

MFT(口腔筋機能療法)は、小児矯正において非常に重要な役割を果たします。

正しい歯並びや咬み合わせの形成
口呼吸から鼻呼吸への切り替え
矯正治療後の後戻り防止

お子さんの歯並びや口腔機能が気になる方は、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください!

本記事をお読みいただきありがとうございます。

Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴