こんにちは!Sora Dental Clinicです!
「子どもがなかなか上手に歯磨きできない」「仕上げ磨きはしているけれど、本当にこれで合ってる?」そんなお悩みをお持ちの親御さんは少なくありません。この記事では、小児歯科で受けられる歯磨き指導の内容と、そのメリットについて詳しくご紹介します。歯磨き指導でどんなことをしてもらえるのか、自宅ではどうすればいいのかも解説します。お子さまの歯の健康を守りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット
子どもの歯磨き指導を専門家から受けることには、実に多くの利点があります。第一に、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。ある調査では、適切な歯磨きを継続している子どもの虫歯発症率が、そうでない子と比べて約40%低いというデータもあります。
次に、歯並びや生え変わりの状況に応じた正しいブラッシング方法を身につけられることです。私たちのクリニックでも「いつもより少し磨く角度を変えるだけで、汚れの落ち方がまるで違った」と驚く親御さんの声をよく耳にします。
また、子どもが歯科医院に通うことへの抵抗感を減らす効果も見逃せません。スタッフと楽しくやり取りしながら歯磨きを学ぶことで、「歯医者さんは怖い場所」というイメージを払拭できます。
小児歯科の歯磨き指導の内容とは?
歯磨き指導では、まず染め出し液を使って磨き残しの箇所を確認します。鏡を使いながら「ここが磨けていないね」と視覚的に伝えることで、子ども自身の意識も高まります。
その後、歯科衛生士が実際にブラッシングを行いながら、正しい持ち方や動かし方を指導します。
このような指導は、親御さんにも直接伝えられるため、自宅での歯磨きにもすぐに活かせます。
子どもの年齢別 歯磨き指導のアプローチ
成長段階に応じて指導方法は異なります。
0〜2歳では、お口の中に触れられることに慣れてもらうのが大切です。徐々に歯ブラシに移行していきます。
3〜6歳になると、子どもが自分で磨き始める時期です。ただし、まだ不十分なため、必ず保護者の仕上げ磨きが必要です。
7〜12歳では、自立を促しながらも、週に数回は仕上げ磨きを継続することが推奨されます。この頃は奥歯の生え変わりや歯並びの変化もあるため、定期的なチェックが重要です。
自宅で歯磨きをするときのポイント
自宅での歯磨き習慣が定着してこそ、歯科指導の効果が発揮されます。まず、子どもの口に合ったサイズの歯ブラシを選びましょう。ヘッドが小さく、毛がやわらかいものが基本です。
磨く順番を決めて習慣化すると、磨き残しが減ります。たとえば「上の奥から時計回り」とルールを決めておくと、子どもも覚えやすいです。
仕上げ磨きは寝る前に必ず行いましょう。1回あたりの時間は2〜3分で十分ですが、集中して丁寧に磨くことが大切です。
小児歯科でよくある質問とトラブル対応
Q. 歯磨きを嫌がるときはどうすればいい?
→ まずは時間を短くして、好きな音楽やキャラクターアイテムを使うなど“楽しい雰囲気”を作る工夫をしましょう。
Q. 仕上げ磨きをさせてくれないのですが?
→ 姿勢を変えてみたり、鏡を一緒に見ながら磨くと、興味を持ってくれることがあります。無理に押さえつけるのは逆効果です。
Q. フッ素塗布やシーラントとブラッシングの関係は?
→ フッ素やシーラントは虫歯予防に有効ですが、日々の正しい歯磨きがあってこそ、その効果が活きます。
まとめ
小児歯科での歯磨き指導は、子どもが将来にわたって健康な歯を保つための、大切な第一歩となります。ご家庭での仕上げ磨きや声かけと合わせて、ぜひ歯科医院での指導も活用してみてください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴