乳歯の抜歯が必要なタイミングとは?永久歯との関係や注意点を紹介|Sora Dental Clinic|神戸市垂水区の歯医者

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乳歯の抜歯が必要なタイミングとは?永久歯との関係や注意点を紹介

こんにちは!Sora Dental Clinicです!

「子どもの乳歯がなかなか抜けない」「永久歯が生えてきたのに乳歯がグラグラしていない」そんな不安をお持ちではありませんか?乳歯の抜歯は、子どもの成長に大きく関わるデリケートな処置です。本記事では、乳歯の抜歯が必要なケースから、処置の流れ、抜歯後の注意点まで、わかりやすく丁寧に解説します。

お子さまの歯のことで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。


乳歯の抜歯が必要なケースとは?

乳歯は自然に抜けるのが理想ですが、以下のような場合には歯科医院での抜歯が必要です。

  • 虫歯が重症化している場合:治療しても保存が難しく、周囲に悪影響を及ぼす可能性があります。場合によっては後から生えてくる永久歯に影響が出る場合もあります。

  • 永久歯が生えてきたのに乳歯が残っている:特に裏側から永久歯が顔を出している場合は早めの処置が必要です。

  • 過剰歯や位置異常の歯がある:歯並びに大きな影響を与える可能性があります。

  • 強くぶつけたことで乳歯が損傷した場合:歯の根にダメージがあると痛みや炎症の原因になります。

  • 見た目や噛み合わせに問題がある場合:将来の歯並びや顎の発育に影響することがあります。


抜歯のタイミングと歯科医院受診の判断のポイント

乳歯の自然な生え変わりは6〜12歳が一般的です。しかし、次のようなサインがあれば、歯科医師の診断を受けましょう。

  • 永久歯が先に生えてきた

  • 乳歯がまったくグラグラしない

  • 左右で歯の生え変わりのタイミングが違いすぎる、片方の永久歯だけなかなか生えてこない

定期健診やレントゲン撮影で、抜歯の必要性を適切に判断することができます。


自宅で乳歯を抜くのは危険?そのリスクとは

自宅で無理に乳歯を抜くと、以下のようなリスクが考えられます。

  • 歯茎や歯根の損傷

  • 抜けきらずに歯根が残ってしまう可能性

  • 感染リスクの増加

  • 永久歯の発育に悪影響

基本的には、歯科医院での処置が安全です。


歯科医院での乳歯の抜歯の流れ

当院では、以下の手順で乳歯の抜歯を行っています。

  1. 診察と診断:口腔内の状態を確認し、必要に応じてレントゲン撮影を実施。

  2. 局所麻酔:表面麻酔や電動麻酔器などを使用し、痛みや不安を軽減。

  3. 抜歯処置:処置時間は5〜10分程度。

  4. 術後のケア説明:出血の対処法や食事の注意点を丁寧にご案内します。


抜歯後のケアと注意点

処置後は以下の点に注意しましょう。

  • ガーゼでしっかりと圧迫止血

  • 抜歯当日は激しい運動や長風呂を避ける

  • 冷たい・辛い・固い食事は控える

  • 激しいうがいや抜歯したところの歯磨きは数日間控える

  • 痛みが強い場合は市販の鎮痛薬を使用してもOK(歯科医の指示に従ってください)


長く残った乳歯をそのままにしておくとどうなる?

抜歯の必要がある乳歯を放置してしまうと…

  • 永久歯の位置がずれる

  • 歯並びが悪くなり、将来的におおがかりな矯正が必要に

  • 虫歯や歯茎の炎症の温床になる可能性

  • 周囲の歯にも悪影響が出る

将来のトラブルを防ぐためにも、早めの相談をおすすめします。


歯医者選びのポイント

乳歯の抜歯は、小児歯科を得意としている医院を選ぶことが大切です。

  • 痛みへの配慮がある(電動麻酔の有無)

  • 子どもにやさしい対応ができる

  • 治療内容をわかりやすく丁寧に説明してくれる

  • 清潔な設備と安心して治療を受けられる雰囲気が整っている


まとめ

乳歯の抜歯は、子どもの将来の口腔環境を守るためにもとても重要です。自然な生え変わりが難しいときやトラブルがある場合は、無理をせず歯科医院に相談しましょう。

本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sora Dental Clinicまでお気軽にご相談ください。

Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴