こんにちは!Sora Dental Clinicです。
転倒やスポーツ中の衝突などで「歯をぶつけてしまった!」という経験は、子どもにも大人にもよくあります。
見た目に大きな異常がなくても、歯の内部や歯ぐきの下でダメージが起きていることもあります。
今回は、歯をぶつけたときの応急処置と歯科医院での治療法を、わかりやすくご紹介します。
まずは落ち着いて、ケガの範囲を確認しましょう
歯をぶつけた直後は、痛みや出血に驚いてしまうものです。
まずは落ち着いて、次のポイントを順番に確認してください。
① 出血の有無
唇や歯ぐきが切れて出血している場合は、清潔なガーゼやティッシュペーパーで軽く押さえて止血します。
10分以上止まらない場合は、傷が深い可能性がありますので医療機関を受診しましょう。
② 頭を打っていないか確認
転倒や衝突で頭を強く打っている場合は、歯よりも先に小児科・脳神経外科・救急外来などの病院を受診してください。
意識の低下、吐き気、頭痛、ふらつき、反応の鈍さなどがあるときは、脳しんとうなどの危険があります。
命に関わるケースもあるため、歯科受診はその後で構いません。
③ 歯の状態をチェック
-
歯が欠けていないか
-
グラグラしていないか
-
歯が抜けていないか
-
位置がずれていないか
鏡で確認し、異常があればそのまま歯科医院へ。無理に触らず、抜けた歯は乾かさないよう注意します。
抜けた歯の応急処置(永久歯の場合)
歯が完全に抜けてしまっても、条件が良ければ再植(元の位置に戻すこと)できることがあります。
そのためには「時間と保存方法」がとても重要です。
-
歯の根の部分(尖っている方)には触らない
-
水道水や石鹸で洗わない・こすらない
-
牛乳や生理食塩水、市販の歯の保存液に入れて乾燥を防ぐ
-
可能なら30分以内に歯科医院へ持参
乳歯の場合は再植を行いません。永久歯の芽を傷つける可能性があるためです。
歯科医院での主な治療
● 歯が欠けた・折れた場合
小さな欠けならレジン(樹脂)修復で対応できます。
神経まで達している場合は根管治療を行い、被せ物で歯の形を整えます。
歯根まで折れているときは、その歯が残せるかを慎重に判断します。
● 歯がグラグラしている場合
歯を動かさないよう、隣の歯と固定して安静を保ちます。
数週間で安定しますが、経過観察が必要です。
● 歯が抜け落ちた場合
永久歯であれば再植処置を行い、固定して歯根膜の回復を待ちます。
早期処置ほど成功率が高くなります。
● 歯の位置がずれた・めり込んだ場合
転倒などで歯が歯ぐきにめり込んだ場合(陥入)は、自然に戻ることもありますが、
必要に応じて矯正的に元の位置へ戻す処置を行います。
受傷後の変化にも注意
ケガからしばらく経って、歯の色が灰色や黄色に変わることがあります。
このような場合は歯の神経が損傷している可能性があります。
放置すると根の先に膿がたまり、腫れや痛みを引き起こすこともあります。
変色や違和感に気づいたら、早めに歯科医院でレントゲン検査を受けましょう。
応急処置のまとめ
-
出血を止めて清潔を保つ
-
頭を打っていないか確認(異常があれば病院へ)
-
歯の欠け・動揺・脱落をチェック
-
抜けた歯は乾かさず牛乳などに入れる、石鹸で洗わない!
-
30分以内の歯科受診を目指す
まとめ:冷静な判断と早めの受診を
歯をぶつけたときは、見た目以上に深いダメージを負っていることがあります。
また、頭を強く打っている場合は、歯の治療よりも命の安全を優先することが何より大切です。
当院では、外傷歯の応急処置から再植・経過管理までトータルに対応しています。
お口のケガや歯の外傷で不安を感じたときは、Sora Dental Clinicへご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴
