こんにちは!Sora Dental Clinicです!お子さまの虫歯治療や神経治療について不安や疑問を感じていませんか?乳歯の虫歯が神経まで進行すると、どのような治療が必要なのか、永久歯への影響はないのか、気になる方は多いはずです。本記事では、子どもの虫歯の進行の特徴、根管治療の流れ、永久歯への影響について詳しく解説します。小児歯科治療をご検討中の保護者の方に、ぜひ最後までお読みいただきたい内容です。
子どもの虫歯はなぜ進行が早いのか?
子どもの乳歯は大人の永久歯に比べてエナメル質や象牙質が薄く、虫歯菌が歯の内部へ進行しやすい構造です。そのため虫歯の進行速度が大人の約2倍といわれています。例えば、初期の虫歯を放置すると、わずか数か月で神経まで達することがあります。さらに、子どもは痛みをうまく伝えられないことが多く、気付いたときには進行しているケースが少なくありません。
乳歯の虫歯が神経まで進行した場合の治療法
乳歯の虫歯が神経に達すると、根管治療が必要になることがあります。根管治療とは、虫歯菌に侵された神経(歯髄)を取り除き、根の中をきれいに消毒・封鎖する治療です。
乳歯の根管治療の流れと注意点
乳歯の根管治療は通常2〜3回の通院で行います。まず、虫歯菌に侵された神経を除去し、根の中を消毒します。その後、根管内に薬剤を充填し、最後にかぶせ物をします。治療中や治療後は、乳歯の下で育つ永久歯に影響が出ないよう細心の注意が必要です。治療後に痛みや腫れが続く場合は、すぐに歯科医院を受診してください。
乳歯の神経を抜いた場合の永久歯への影響
乳歯の神経を抜いたとしても、通常、永久歯の生え変わりには大きな影響はありません。例えば、神経を取った乳歯が変色することがありますが、その下からは正常な色の永久歯が生えてきます。ただし、乳歯の根の状態が悪化すると、永久歯の萌出方向に影響することがあるため、定期的な経過観察が必要です。
よくある質問
「乳歯の神経を取ったのに痛みが残るのはなぜ?」という質問をよくいただきます。これは根の中に細菌が残っている、または治療後の炎症によることが多いです。痛みが続く場合は再治療が必要になることもあります。また、「根管治療後に再治療が必要になることはある?」という質問については、治療後の感染やかぶせ物の劣化によって再治療が必要になることがあります。
まとめ
子どもの虫歯は進行が早く、早期発見・早期治療がとても大切です。乳歯の根管治療は永久歯への影響を最小限にするためにも、適切な診断と治療、定期的なフォローが重要です。保護者の方は、お子さまの歯の状態に気を配り、気になることがあれば早めに歯科医院に相談してください。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴