幼稚園児の虫歯予防と治療法まとめ|よくある質問も解説|Sora Dental Clinic|神戸市垂水区の歯医者

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幼稚園児の虫歯予防と治療法まとめ|よくある質問も解説

こんにちは!Sora Dental Clinicです。
「幼稚園児のむし歯が心配…」「仕上げ磨きを嫌がる」「治療は痛くないの?」と悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。この記事では、幼稚園児のむし歯予防のポイント・治療法・よくある質問をまとめて解説します。


1. 幼稚園児のむし歯予防法

家庭でできる予防

  • 仕上げ磨き:6歳頃までは保護者の仕上げ磨きが必須。とくに奥歯の溝や歯と歯の間は磨き残しが多く、むし歯の温床になりやすいです。

  • デンタルフロス:歯と歯の間のむし歯は鏡では見つけにくいため、週2〜3回でもフロスを使うと予防効果が高まります。

  • フッ素配合歯磨き粉:毎日の習慣で歯質を強化。年齢に応じたフッ素濃度を選びましょう。

  • おやつの工夫:「だらだら食べ」はむし歯の最大リスク。時間を決めて食べ、甘い飲み物の常用は避けましょう。

  • キシリトール製品:ガムやタブレットを活用すると、唾液分泌が増えてむし歯予防に役立ちます。

歯科医院でできる予防

  • フッ素塗布:高濃度フッ素で歯を強化。

  • シーラント:むし歯になりやすい奥歯の溝を埋めて、汚れやむし歯を防止。幼稚園児期に特に有効です。

  • 定期健診:むし歯チェックに加え、ブラッシング指導や生活習慣のアドバイスも受けられます。


2. 幼稚園児のむし歯治療法

むし歯は進行度に応じて治療法が変わります。

  • 初期むし歯:穴が空いていなければ、フッ素塗布や経過観察で対応。

  • 軽度のむし歯:削って樹脂(レジン)を詰める治療。短時間で済みます。

  • 中程度のむし歯:神経に近い場合は「歯髄保護処置」を行い、できるだけ乳歯を残します。

  • 神経まで進行したむし歯:小児用の根管治療(根っこの中の神経の治療です)を行います。

  • 根だけ残った場合:抜歯が必要になりますが、放置すると永久歯の位置に影響するため早期対応が大切です。


3. 幼稚園児のむし歯に関するQ&A

Q1. 乳歯はいずれ抜けるから、むし歯を治療しなくてもいい?
A. いいえ。乳歯のむし歯を放置すると永久歯の位置異常や歯並びの乱れにつながります。

Q2. 子どものむし歯治療は痛い?
A. 麻酔を使うため基本的に痛みは抑えられます。怖がる子には「トレーニング通院」で慣れてから治療する方法もあります。

Q3. 幼稚園児でも麻酔は使う?
A. 必要に応じて使用します。使用することで痛みを最小限に抑えられます。

Q4. 何歳から歯医者に通えばいい?
A. 1歳半健診や3歳児健診をきっかけに、定期的に通うのがおすすめです。幼稚園に入る前から「歯医者は怖くない場所」と慣れておくと安心です。


まとめ

幼稚園児はむし歯になりやすく、進行も早いのが特徴です。
しかし、家庭での仕上げ磨きと歯科医院での予防ケアを組み合わせることで、むし歯は防ぐことができます。

お子さまの歯を守ることは、将来の歯並びや健康にも直結します。
ぜひ定期健診や予防習慣を取り入れ、健やかな成長をサポートしましょう。

本記事をお読みいただきありがとうございます。幼稚園児のむし歯や歯並びで気になることがありましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。

Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴