こんにちは!Sora Dental Clinicです!
お子さまの歯並びが気になり、小児矯正を検討されている親御さんの多くが「矯正は痛いのでは?」と心配されます。本記事では、小児矯正における痛みの実態や、痛みが出やすいタイミング、痛みを軽減する方法について詳しく解説します。
小児矯正の痛みはどれくらい?
小児矯正における痛みの感じ方には個人差がありますが、大人の矯正に比べて痛みが少ないとされています。その理由として、以下の点が挙げられます。
- 成長途中のため歯が動きやすい – 子どもの骨は柔らかく、歯がスムーズに動くため痛みが軽減されます。
- 適応能力が高い – 子どもは新しい環境に順応しやすく、矯正装置にも早く慣れる傾向があります。
- 痛みの少ない装置が主流 – マウスピース矯正や拡大床など、痛みを感じにくい矯正方法が増えています。
小児矯正で痛みを感じる3つのケース
矯正治療中、痛みを感じるのは特定のタイミングに限られます。
-
矯正装置を付け始めたとき
- 最初の2~3日間は、口内の違和感や締め付け感を覚えることがあります。
-
歯が動くとき
- 矯正力によって歯が移動する際に鈍い痛みを感じることがありますが、数日で治まります。
-
矯正装置が粘膜に当たるとき
- 装置が口の中の粘膜や頬に当たると、口内炎ができることもあります。
矯正装置による痛みの違い
使用する矯正装置によっても、痛みの感じ方は異なります。
- マルチブラケット装置(ワイヤー矯正):歯に直接装着し、強い力で動かすため、痛みを感じることが多い。
- マウスピース矯正:歯に優しくフィットし、少しずつ動かすため痛みが少ない。
- 床矯正装置:取り外しが可能で、調整時の痛みは軽減される。
- 顎外固定装置:装着に慣れるまで違和感を覚えることがある。
痛みを最小限に抑えるための対策
痛みを軽減するために、以下のポイントに注意しましょう。
- 早めに矯正を始める – 成長段階で歯を動かす方が、痛みが少なくスムーズに治療が進みます。
- 硬い食べ物を避ける – 矯正中は柔らかい食事を心がけ、歯に余計な負担をかけないようにしましょう。
- スポーツ時の注意 – ワイヤー矯正装置の場合口の中を傷つけるリスクがあるため、スポーツ用マウスガードの使用を検討しましょう。
- 痛みが強い場合は歯科医院で調整 – ワイヤーや装置が当たって痛む場合は、歯科医院での調整が必要です。
- 痛み止めを使用する – 痛みが強い場合は、歯科医の指示のもとで市販の鎮痛剤を服用するのも有効です。
まとめ
小児矯正は、大人の矯正と比べて痛みが少なく、子ども自身も早く適応する傾向があります。痛みが出るタイミングや原因を理解し、適切な対処を行うことで、快適に矯正治療を進めることができます。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、Sora Dental Clinicにお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 喜島 毅哲