こんにちは!Sora Dental Clinicです!
お子さんがテレビを見ているときや、緊張しているときに「下唇を噛んでいる」ことはありませんか?
実はそれ、**「咬唇癖(こうしんへき)」**と呼ばれる悪習癖のひとつで、放っておくと歯並びや噛み合わせの乱れにつながることがあります。
今回は、小児歯科の視点から「下唇を噛む癖の原因・影響・ご家庭でできる対策」について分かりやすくご紹介します。
咬唇癖(こうしんへき)とは?
咬唇癖とは、無意識に唇を噛んだり、吸い込んだりする癖のことをいいます。
多くは下唇を噛むタイプですが、上唇を噛む場合もあります。
幼児〜学童期によく見られ、緊張・退屈・不安などの心理的な要因が関係することもあります。
なぜ下唇を噛んでしまうの?
下唇を噛む原因は1つではなく、複数の要素が関係しています。
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心理的要因:緊張や不安、ストレス、集中時のクセ
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口腔機能の発達遅れ:口周りの筋肉(口輪筋など)が弱く、唇をきちんと閉じにくい
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噛み合わせの問題:上の前歯が前に出ている(出っ歯)・下顎が後退している場合、下唇を噛みやすい
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姿勢や呼吸の影響:口呼吸・猫背などが続くと、口が開きやすく唇を噛むきっかけになります
一度クセになると、日常の中で無意識に繰り返してしまうため、早めの気づきと対応が大切です。
咬唇癖が続くとどうなるの?
咬唇癖を長期間放置すると、以下のような歯並びや口元のトラブルが起こることがあります。
◆ 出っ歯(上顎前突)になりやすい
下唇を噛む力で上の前歯が前方に押し出され、下の前歯が内側へ傾くことがあります。
その結果、上の前歯が出て「口が閉じにくい」「唇が乾く」といった症状が現れることも。
◆ かみ合わせのズレ
上と下の歯が適切にかみ合わず、食べづらさや発音のしづらさにつながることがあります。
◆ 顎やお口まわりの発達への影響
長期的には、口の周りの筋肉バランスが崩れ、顎の成長や顔立ちの歪みにも関係する場合があります。
◆ 皮膚の炎症・色素沈着
同じ場所を繰り返し噛むことで、唇の粘膜が荒れたり、色素が沈着して黒ずむこともあります。
ご家庭で気づけるサイン
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何かに集中しているときに下唇を噛んでいる・吸っている
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唇がよく乾く/荒れている
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口をポカンと開けている時間が長い
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上の前歯が少し前に出てきた
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写真を撮るときに下唇が巻き込まれるような口元
これらのサインがある場合は、咬唇癖の可能性があります。
ご家庭でできる対策・工夫
① 意識させすぎず、やさしく声かけ
「噛んじゃダメ!」と強く注意すると、かえって意識してしまうことがあります。
「お口を閉じてお鼻で息してみよう」「唇をリラックスさせてみようね」など、ポジティブな言葉かけを心がけましょう。
② 唇やお口まわりの筋肉トレーニング
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ストローで飲み物を吸う
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「うー」「いー」と口を動かす練習
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風船を膨らませる、笛を吹く
など、遊びの中で唇を使う力を育てましょう。
③ 姿勢と呼吸を整える
猫背になると下顎が後ろに引かれ、下唇を噛みやすくなります。
正しい姿勢と鼻呼吸の習慣づけが大切です。
④ 保湿と清潔を保つ
乾燥した唇は刺激を感じやすく、噛むきっかけになります。
リップクリームやワセリンでの保湿も有効です。
小児歯科でのサポート
新井歯科では、咬唇癖を「成長発達の一部」としてとらえ、無理にやめさせるのではなく、原因を探りながら少しずつ改善していく方法をとっています。
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噛み合わせ・歯並びのチェック
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口腔筋機能(MFT:口の筋トレ)指導
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お子さんの年齢に合わせた声かけ・生活習慣アドバイス
必要に応じて、歯並びに影響している場合は矯正治療との連携も行っています。
まとめ
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下唇を噛む「咬唇癖」は、放置すると歯並びや顎の発達に影響することがあります。
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原因は心理・筋肉バランス・噛み合わせ・姿勢などさまざま。
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ご家庭では優しい声かけ・筋トレ・姿勢改善・保湿を意識しましょう。
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早めに小児歯科で相談・観察しておくと安心です。
本記事をお読みいただきありがとうございます。
咬唇癖は「叱ってやめさせる」ものではなく、成長に寄り添いながら整えていくものです。
当院では、お子さんの口元の発達を丁寧に観察し、生活習慣からサポートしています。
「下唇をよく噛む」「歯並びが少し気になる」など、どんな小さなご心配でもお気軽にご相談ください。
Sora Dental Clinic 院長 新井 敦貴
